BEAT CRUSADERS |
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今や日本を代表するメロコアバンドとなった異色のお面バンド。当初はヒダカトオル(Vo・Gu)、ウム(Ba・Cho)、タイ(Key・Cho)、アラキ(Dr・Cho)の4人編成だったが、メジャーデビューを機にヒダカトオル以外のメンバーを総取替えしてクボタマサヒコ(Ba・Cho)、カトウタロウ(Gu・Cho)、マシータ(Dr・Cho)、ケイタイモ(Key・Cho)による5人編成となって活動している。パッと目を引くのはメンバー全員が自分の顔をコピーしたかのようなお面をしていることだろう。これはライブに来て初めてメンバーたちの素顔が見れるというバンド側の粋な計らいである。曲調はポップで明るいどこか間の抜けた曲もあれば、重くシリアスな泣きメロ、超王道のメロコア、などバラエティ豊か。意外と節々に利いてるのがkeybordでどこかデジタルな印象も与えてくれる。ライブでのパフォーマンスにも定評があり、ヒダカが放送禁止用語を連発するのはお決まりのパフォーマンスとなっている。(06 8/10) |
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BEST CRUSADERS(2002) |
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B+ | |
タイトルの通りインディーズ時代の活動を締めくくるに当たってリリースされたベスト盤。当然ベスト盤だけあってほとんどの曲は網羅されており、全28曲もの収録。メジャーデビューしてセルフカバーされた曲も多数収録されているので、違いを聴き比べてみるのも面白いかも。特筆すべきは26〜28曲目に収録されているライブ音源で、ライブの臨場感をそのままに感じることができます。その中でも26:IMAZINEは別格で恒例のライブパフォーマンスまで味わえてしまうのだから凄い。メジャーデビュー後に知った人なら聴いてみて損はないでしょう。インディーズ時代とメジャーデビュー後どちらが良いかは好みですが、どちらもビークルであることに変わりはないです。
*5 7 10 11 15 17 18 26 27 28 |
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A PopCALYPSE NOW(2004) |
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B+ | |
メジャーデビュー第一作目。6曲収録のミニアルバム。リスナーの気がかりは総とっかえであったメンバーチェンジの支障であったわけですが、一度聴けば全く心配がいらなかったことがわかります。比べて聴くと当然多少の音の変化はあるものの、相も変わらずビークルらしいポップなサウンドを奏でているし、むしろ一人増えたこともあってか、演奏がパワーアップしている。新曲の2:JAPANESE GIRLはそんな進化したビークルを見せてくれるポップパンクソング。どこかアジアンテイストも出ているユニークな曲に仕上がっています。またセルフカバーの3:CHRISTINE、6:BE MY WIFEは以前とは一味違うアレンジが新鮮で面白い。
*2 3 5 6 |
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Pop On Arrival(2005) |
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B- | |
メジャー進出後の1stフルアルバム。累計では5枚目のフルアルバムとなります。
相変わらずポップな楽曲が目白押しとなっていますが、少しやりすぎな感じもします。メジャーに移り万人をターゲットにしたためでしょうか。受け入れやすくはなっていますが、反面心に響くものがなくなっているような気がします。シングル曲の出来は良いのですが、メジャーデビューの短所であるシングルリリースで今までに何度も聞いているので新鮮みは薄く、物足りなかったです。その為期待するアルバム曲ですが、こちらも特にめぼしい曲はなく、新たな試みであるバラードの15:SAY GOOD-NIGHTは個人的にはビークルではナシだと思います。どこか桁外れな彼らが良かったのに、何かビークルもコンパクトにまとまってしまったなぁという印象でした。
*3 4 9 |