BRAHMAN
TOSHI-LOW(vo)、KOHKI(g)、MAKOTO(b)、RONZI(dr)の4人組バンド。Hi-Standardに代表される90年代日本のパンクシーンでブレイクした。BRAHMANを語る上で欠かせない要素は、何といってもその楽曲からにじみ出ている民族音楽テイストである。曲の節々に聴き取れるこの民族音楽の要素が、ハードなTOSHI-LOWのヴォーカル、そしてまるで静から動という様な二面性を持った曲調に乗っかって独自の雰囲気を醸し出しているのだ。そしてこの要素があってこそのBRAHMANでありバンドサウンドが成り立っているのである。時として、聴いているとどこか異次元の世界に迷い込んでしまったかの様な印象を覚えさせる稀有なバンド。蛇足だが、TOSHI-LOWは女優のりょうと結婚している。付き合っていた当時はその姿をライブハウスなどでよく見かけたらしい。(06 9/17加筆)



A MAN OF THE WORLD 画像 A MAN OF THE WORLD(1998)
B+
BRAHMANが一気に認知されることになるきっかけとなったフルアルバム。へヴィ・ロック色が強い作品でありながら、どことなく感じる民族調の匂いが楽曲の重さを和らげてくれているように感じます。また、どの曲にも静の要素と動の要素と二種類の表情が存在。おかげでメリハリの効いた曲調で聴き応えあるものに仕上がっています。肝心のヴォーカルもしっかりと歌い分けられてるし、シャウトの部分も力強い。正直英語詞では何を言っているのかわからないのですが、何故か内から伝わってくるものがあるのだから不思議。でも、それがBRAHMANの持つパワーなのでしょう。3:ANSER FOR、10:SEE OFFはそんなBRAHMANにしか真似できないセンスの光る一曲。アルバムの流れも非常に良く、いい意味であっという間に終わります。
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