ELLEGARDEN
細美武士(Vo,Gt)・生形真一(Gt)・高田雄一(Ba)・高橋宏貴(Dr)の4人から成る日本のインディーズロックバンド。 曲によって英語詞と日本語詞を使い分けているが、割合的には英語詞のほうが多い。 そのわけはこのバンドの特徴かつ強みでもあるのだが、Voの細美が海外滞在していたことから、日本人とは思えないほど英語の発音が上手いからである。残念な発音の英語で歌う大半の日本人バンドを聴く限りでは非常に珍しく、しかも 曲はポップでとても聴きやすいため、英語詞に違和感を感じる人でもこのバンドなら、すんなりと受け入れられるという人も多いはず。 インディーズでありながら絶大な人気を持ち、今後日本のインディーズシーンを牽引していく存在となるだろう。(06 7/21)



Don`t Trust Anyone But Us 画像
Don`t Trust Anyone But Us(2002)
B
2枚目のフルアルバム。ELLEGARDENの最大の長所である、"ポップできれいなメロディ"が今作ではよく表現されています。基本的には4:Bare Footなどの英語詞が荷重を占める中、数少ない日本語詞の2:サンタクロース、8:風の日は共に聴いていて心が癒される渾身の名曲。どちらかと言えば日本語詞の方が、テンポを落とした哀愁トラックが多いように感じました。アルバム全体の完成度は良くまとまっているのですが、強いて言うならもう少しパンチが欲しいのも事実。もうちょっとアップテンポの曲を増やしてスピード感を出しても良かったかもしれないとか思ったり。でも受け入れやすさは抜群だと思うし、日本人離れした歌唱力とかから見ても、洋楽に入る前とか、英語詞入門編として聴いてもいい作品だと思います。
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RIOT ON THE GRILL 画像
RIOT ON THE GRILL(2005)
B
根強いファンが多いELLEGARDENもようやく世間に認知されはじめた頃に出された待望の4枚目のフルアルバム。 そんな背景もあってか、今までの作品より更にポップになり、人を選ばず受け入れることのできそうな仕上がりとなっています。もっとも、ヴォーカルの声質や英語の発音の上手さの面での貢献は大きく、当然ながら彼あってのポップさ、聴きやすさでしょう。1:Red Hotの様にのっけからあおられるアッパーチューンで、爽快感のある曲もあるし、かと思うと5:Missingではミドルチューンで少し切なくさせられる曲もあって、バラエティに富んだ構成となっています。やはり、その聴きやすさゆえか飽きの早さはありますが、むしろその聴きやすさこそがELLEGARDENの最大の武器なのだから何も言うべきではないかもしれないですね。アルバム自体もテンポが良く、サクサクと曲が進んでいくため好印象です。
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