Franz Ferdinand
2001年スコットランドのグラスゴーにて結成。大学で出会ったアレックス(Vo)とボブ(B)を中心に活動がスタート。2004年リリースした1stアルバム「Franz Ferdinand」が大ヒット。イギリス国内だけでなく、ヨーロッパ、そしてここ日本にまで飛び火。更に2005年2ndアルバム「YOU COULD HAVE IT SO MUCH BETTER」がリリースされた。踊って楽しめるロックを武器に、その陽気な楽曲は世界で受け入れられ始めている。バンド名の由来は第一次世界大戦勃発の要因となった“サラエボ事件”で暗殺されたオーストリア皇太子の名前だそうで。(07 9/1)



You Could Have It So Much Better 画像 You Could Have It So Much Better(2005)
B
2ndアルバム。ジャキジャキかき鳴らす轟音ギターと全体に漂う気だるさの雰囲気はUKロックならでは。その中にあって、ノリの良いビートとリズムの転調が効いた、いわばクラブミュージックにロックがうまく融合されたダンサブルなサウンドを聴かせてくれたと思ったら、一転してしっとりとメロディックなバラードがあり、また激しいパンキッシュチューンもあったりと、非常にバランスよくバラエティに富んだ作品。彼らの音楽の幅広さが伺える作品となっています。しかし序盤の、1:The fallen 2:Do you want to 3:This boyの3曲の流れの印象があまりにも強すぎたのか、後続の曲の印象がどうも霞んでしまいました。裏を返せば、その3曲がそれだけ素晴らしいってことなんだけど、そのおかげでアルバム全体を通すとたるんでくるという残念な仕上がりに。選曲次第ではもう少し評価が高くなりそうな悔いが残る作品。
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