KAISER CHIEFS |
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リッキー・ウィルソン (Vo)、サイモン・リックス (B)、ニック・"ピーナッツ"・ベインズ (Key)、ニック・ホジソン (Drs and Vo)、アンドリュー・ホワイト (G)からなるイギリス出身4人組バンド。バンド名の由来は南アフリカ共和国のクラブチームかららしい。2005年に出したデビューアルバムがUKで200万枚のセールスを記録し、ここ日本でも夏フェスへの出演や来日公演で話題となった。メロディやリズムなどはどこか古臭いロックを連想させるのだが、共通して言える楽曲のポップさが抵抗無く彼らを受け入れることができる大きな要因になっている。ダサカッコいいと言ったら失礼かもしれないけど、彼らの楽曲に漂うどことなく気だるいチープな雰囲気は独特。でも、それだって狙って出すことの出来ない立派な彼らの個性であり、そこに親しみやすさを覚える人も少なくないはずだ。2007年には2ndアルバムを発表。先行シングル「Ruby」がUKチャート1位を記録するなど順調に活躍の道を歩んでいる。 (07 3/25) |
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Yours Truly Angry Mob(2007) |
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B- | |
2ndフルアルバム。先行シングル「Ruby」に一目惚れして購入。実際1:Rubyは変わらず良かったんですけど、アルバム全体を通すと自分にはあまり合いませんでした。どことなく倦怠感を持ち、チープな楽曲は独特。それでもアップテンポな3:Heat Dies Down、9:Everything is Average Nowdaysみたいな曲はまだ良いのですが、少しでもテンポを落とすと倦怠感が強く出てきて食傷気味になってきます。演奏としてはギター、ドラムに特筆するところはないけど、ところどころ挟まるデジタルチックなキーボードは好印象。この軽快なキーボードが彼らのチープ加減を一層引き立ててると思います。難を言うなら、ボーカルの声が強烈な割には、歌い方が単調なので押し付けがましく、聴いていると疲れてくること。そのせいかアルバム全体を通した時、変な疲労感がありました。
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