V.A.
要するに複数のBANDが曲を出し合って作成する今流行のオムニバス系のCDのレビューです。ジャンルも基本的にはパンクロック系になると思います。(06 9/5)



PUNK BOWL 画像
PUNK BOWL(2001)
C
総勢7バンドもの日本の注目パンクバンドが各々2曲ずつ楽曲を提供した全14曲構成のオムニバスCD。なお評判が良かったからかは知らないが2006年8月時点では第三弾までリリースされている。参加バンドは順番に、GLEAM GARDEN、Jr MONSTER、GOOD 4 NOTHING、PASTIME、KING KONG BLUES、FOOLISH CONTROL、STATION LUNCHとなっている。管理人の知識不足もあってか、実は知っているバンドはGOOD 4 NOTHINGだけだったりする。バンド全体というよりCD自体に言える事だが、レコーディング環境があまり良くなかったのか、音が悪い。とりあえず聴けたのはGLEAM GARDENとJr MONSTERとGOOD 4 NOTHINGの3バンドぐらい。後は、演奏技術、ヴォーカル共にまだまだ稚拙。ただオムニバスの良さである色んなバンドの楽曲が聴けるという意味では悪くはない。ただし管理人はBOOK OFFで250円で買ったから良いけど、定価の1500円で買って満足できるかは疑問だが。(06 9/5)
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BECK 画像
BECK(2005)
B
あのバンド漫画の金字塔「BECK」がアニメ化するに当たって実際に使われたBGMのサウンドトラック。漫画では表現することが不可能であった「BECK」の音楽が遂に聴けるということでファンの間では期待の声と不安の声が半々だったが、まさかここまでやってくれるとは誰が予想しただろうか。たかがサウンドトラックと侮るなかれ、音楽監修にはBEAT CRUSADERSのヒダカトオルが担当し、漫画の主人公であるコユキの声は何とHUSKING BEEの平林和哉が務めている。肝心の演奏も実際に日本のシーンで活躍するバンドメンバーが弾いているということで問題はなく、アニメ化に当たってのスタッフの力の入れようが伺える。他にも10-FEET、ASPARAGUSのVo渡邊忍などが楽曲を提供してくれたり、soweluが歌う曲もあったりと単なるアニメのサウンドトラックに終わらない超豪華仕様となっている。原作ファンなら思わずくすりとしてしまうような3:MAD HOUSE、8:元気を出して、11:妖怪人間べムの収録など細かいところにまで配慮が行き届いていてるのには驚き。逆に原作を知らない人、アニメを見てない人にはこのCDの真価は味わえないだろう。そんな人には同時に発売された「KEITH」がオススメ。 曲を提供した各バンドのオリジナルバージョンが聴けるのでオムニバスCDの一枚として聴けるはずだ。決して万人受けする作品ではないが、ファンとしては「BECK」の世界を存分に堪能できる良作である。(06 9/19)
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4way 画像
4WAY(2006)
B
4WAYツアーとして全国を回った4バンドのスプリットCD。今勢いのあるloco frankやSLIME BALLに実力十分のSECOND SHOTとTen Foot Poleが参加しておりメロディックパンクファンにはよだれの出そうなラインナップ。何と初回限定盤には、ツアーの映像や、OFFSHOTなどを交えたDVDもついている。ファンとしてはバンドの裏側が見れる貴重な映像なので大変興味深く見させてもらった。往来どおりのメロディックパンクが炸裂しているlocoはもちろんのこと、スピーディーで小気味いいメロが爽快なSECOND SHOTが最大の収穫。一つ残念なところは歌詞の訳がついてないところ。やっぱり楽曲を語る上で詞は重要不可欠なものだしもうちょっと気を利かせて欲しかったの減点させてもらった。ただコストパフォーマンスからいえば満足できる。(06 9/5)
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The Very Best of PIZZA of DEATH 画像
The Very Best of PIZZA of DEATH(2006)
B
PIZZA of DEATH待望のコンピレーションアルバム第一弾。横山健率いるKenBand、HAWAIIAN6、SLIMEBALLなど実力、ネームバリュー十分のレーベル所属バンドはもちろん、ゲストにYOUR SONG IS GOODを含めた5バンドを加え、総勢15バンドもが参加した形となっている。オムニバス型のCDとはいっても収録曲は全曲新曲という徹底ぶりで、健本人もただのオムニバスCDと呼んでもらいたくないと述べるほどの出来。¥2300円とこの手のCDとしては割高ではあるが、少なくとも管理人には納得できるものであった。中でも2:Are you standing on?でゲストとして参加しているバンドF.I.Bは他のバンドに気後れすることなく堂々と自分たちの持ち味を発揮しているように思える。無名ながらどこか貫禄めいた彼らのサウンドはあまり期待していなかっただけに嬉しい誤算。そしてHAWAIIAN6、ken yokoyamaはさすが自分たちのサウンドを確立しているだけあって良い曲を作る。特に10:My Dayは個人的にはken yokoyama名義で出した曲の中でもベストトラックとなった。出だしからスピーディーでハイスタの往年の名曲Dear my friendを少し感じさせるサビの部分が病みつきになる。何故か彼の曲だけ和訳がついてないのだが、そんなに難しい英語でもないので是非訳してほしい。誰もが共感を覚えるはずだ。(06 9/22)
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