Bracket |
---|
カリフォルニア州フォレストビル出身バンド。1992年結成。メンバーはMarti Gregori(vo/gt)、Larry Tinney(gt/cho)、Zack Charlos(b/cho)、Ray Castro(dr)の4人組。1999年Larry Tinneyが脱退したため、入れ替わるようにAngelo Celliが加入し今に至る。バンドの長い時間をFat Wreck Chordsレーベルで活動したものの、今は離れているみたい。(08 6/7)
Similar Artists→Mxpx |
![]() |
4-Wheel Vibe(1995) |
---|---|
B+ | |
2ndアルバム。彼らはある意味好みが分かれそうなバンドだと思います。楽曲はカラッとしててポップだし、テンポもそこまで速いわけでなく、どちらかと言うとまったりとした感じのメロディック・パンクです。しかし、何せそのメロディの癖が強い。一つの曲が終わったのかと思ったら、実は単なる転調パートに過ぎなかったりと、唐突に飛び出す全くつながりのないメロディはもはやご愛嬌、常にギアチェンジ全開です。まるでメロディを思いつくがままにくっつけてしまったような、そんな曲の数々は、聴いてて今どの曲なのか分からなくなってしまうほど混沌としています。しかし、それで成立してしまっているのだから、凄いと言えば凄い。私はこの変幻自在でトリッキーなメロディに最後までふりまわされっぱなしでしたが、メロディだけでなく曲調も多彩なので一回聴いてみると面白いと思います。
*1 2 4 5 8 12 16 |
![]() |
"E" is for everithing(1996) |
---|---|
B | |
"Fat Wreck Chords"にレーベルを移すに当たって、これまでのシングルEPなどを集めた編集盤(これ以前にもシングルをFatからは出しているみたいです)。わざわざ彼らのシングルを集めるのが面倒くさいとか言う人にはお手軽な一枚。割とまったり目な曲が多くて、ロック色も強めです。ピアノやストリングスも入れた9:Envyなんてしっとりとしてて普通に良い曲じゃないですか。こんな曲も作れてしまう彼らの音楽性の幅広さがあってこそ、あのトリッキーな曲調が生み出されているのですかね。ただあくまでオリジナルアルバムではなく、寄せ集め盤に過ぎないので、この作品から入るのはあまりオススメできません。足りない音源を埋めるだとか、彼らのファンになっただとか条件次第で押さえる感じで良いんじゃないでしょうか。
*2 3 5 6 7 9 |