MxPx
ワシントン州のブレマートンという町で高校の同級生であったマイク・ヘレーラ(B/Vo)、ユーリ・ルーリー(Dr)にトム・ウィスニウスキー(Gt)が加わったスリーピースバンド。弱冠高校生にしてCDをリリースし始め、わずか18歳にて制作した3rdアルバム「Life In General」がメジャーレーベル「A&M」の目に留まり晴れてデビュー。正にアメリカン・ドリーム街道まっしぐら。その後も順調に活躍を重ね続け、つい最近では日本の某車会社のCMに彼らの楽曲「The Broken Bones」が使用されたこともあり、日本での知名度もうなぎ上りである。バンド名は前バンド名Magnified Plaidを伏字にしたことから生まれたもの。(06 12/9)
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Life In General 画像 Life In General(1996)
B+
MxPx事実上の出世作となる3作目のフルアルバム。カラッとした明るいメロディックパンクを基盤にした王道"メロコア"バンド。特別早いとか、ノリが良いわけでもないのに、どこか癖のあるメロディラインが聴いていて病み付きになります。ストップ&ゴーやギアチェンジなどイマジネーション溢れる1曲ごとの展開力は見事。個人的には、自らの故郷を歌にした4:Move To Bremerton、そしてベースが良い味出してる10:Chick Magnetが特にツボに嵌ってしまいました。変な話この2曲だけ聴いてても全然飽きが来ないから不思議。でもそれこそがMxPxの魅力そのものなんだろうと思います。後の活躍、成功をすでに知っているからと言われてしまえばそれまでだけど、確かに大器の可能性を感じさせる良い作品でした。
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Way of the Buffalo 画像 Way of the Buffalo(1998)
B
メジャーデビュー作にして4枚目のフルアルバム。特に目立つようなマイナーチェンジはなく、MxPxらしい楽曲が揃っています。おとなしい曲だと思ったら、急にスピードアップしたり、そのまた逆も然り、結局彼らのようなバンドは、このメロディが気に入るかどうかで評価は分かれると思います。自分の好みに合った4:I`m OK You`re OKや、8:Invitation To Understandingは文句なしに何度聴いても飽きませんが、ピンとこない曲もそれ以上にあったのが残念でした。メロディのツボは千差万別ですが、収録されている18曲(国内盤)の中に、どれかしら自分だけのお気に入りが見つかるのではないでしょうか。悪くはない作品です。
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Ever Passing Moment 画像 Ever Passing Moment(2000)
B+
5thアルバム。もはや"相変わらずのMxPxらしい楽曲ばかりです"以外に何を書けばいいのか分かりません。劇的な進化が見られるわけでも、劣化しているわけでもない。そこにあるのは3rdから何も変わっていない純粋なメロディック・パンクばかりです。とは言え、別に変われば良いってものでもないし、むしろこの手のバンドは"−"方面に変化する人達が多いですから何にも問題はないと思います。3rdの頃にはある意味すでに完成されていた彼らですから、今作もこれまでのファンなら問題なく受け入れられるでしょうし、初聴の人にももちろんオススメ。特に1:My Life Storyや3:Responsibilityなど勢い十分の前半に関しては満点の出来なんですが、終盤少しだれてきたのでこの評価にしました。ちなみに国内盤には一度聴けばすぐに思い出す、あの車のCMで使われた曲16:The Broken Bonesが収録されているのでそちらの方がオススメ。
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