MY CHEMICAL ROMANCE
ジェラルド・ウェイ(Vo) レイ・トロ(G) マイキー・ウェイ(B) フランク・イエロ(G)ブライヤー・ボブ(Dr) から成るニュージャージー出身の5人組バンド。名前を見ても分かるとおりジェラルドとマイキーは実の兄弟。本場アメリカではデビューすると同時に注目を浴び、すぐさま大人気に。その影響もあってか日本ではデビュー前にもかかわらずsummersonic04に出演が決定したほど。Voジェラルドのルックスも相成ってか女性ファンが意外に多いのも特徴。ゴスもあり、メロコアもあり、ロックもある多彩なバンド。(06 10/21)
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THREE CHEERS FOR SWEET REVENGE 画像 THREE CHEERS FOR SWEET REVENGE(2004)
B+
日本でのデビューアルバムでありバンドとしては2枚目となるフルアルバム。ジャケットを見た感じゴス系のどろどろとした重たい音楽をイメージしていたのですが、思っていた程ではなかったです。若干粘つきは感じるものの、特徴的で哀しさ、激しさを兼ね備えたジェラルドのヴォーカルは一級品だし、曲展開もただただ重いだけでなく、何ていうか一種の潔さ感みたいのがあるから、聴き終わった後は出すものを全部出したような放心感があります。ただそうは言っても、クセはあるので万人受けするものではないかも。激しさの面を前面に押し出してる2:Give `Em Hell Kid、5:I`m Not Okay(I Promise)があれば、それとは逆に哀しさを前面に押し出してる6:The Ghost of You、12:Cemetory Driveと曲ごとのアプローチが違い、一本調子でないのは良かったです。展開がめまぐるしく変わるため飽きることなく最後まで聴ける良作。
*1 2 5 6 12


THE BRACK PARADE 画像 THE BRACK PARADE(2006)
B
フルアルバム3作目。基本的なスタンスは前作と変わらず、更に深みを増したヴォーカルを中心とし、激しさ、悲しさを緻密に練り合わせたダークな印象を与えるロックを奏でています。ただ前作よりはメロディックになり、クセが薄くなっているので聴きやすくはなっているかと。ちなみに、メンバー自らが公言しているのでおそらく問題はないと思うのですが、あの"QUEEN"に相当インスパイアされてることが聴けばすぐ分かります。特に5:Welcome to the Black Paradeにはそれが色濃く出ているので聴いてみると面白いです。個人的には前作の様に荒々しさが残っていて、MY CHEMICAL ROMANCEという軸をしっかり持っていた方が良かったので今作はこの評価。ただアルバム自体の完成度は高く、メジャーらしいスケールの大きさも感じとれます。2:DEAD!、9:Mama、11:Teenagersなど粒曲揃いだし、前述した5:Welcome to the Black Paradeも徐々に気持ちが盛り上がっていく壮大な一曲。次回作は原点回帰か更なる変化か楽しみなところです。
*2 5 9 11
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