Chixdiggit! |
---|
Mark O'Flaherty(gt/vo)、 K.J. Jansen(vo/gt)、Michael Eggermont(b/vo)、Jason Hirsch(dr)から成る4人組ポップ・パンクバンド。1990年カナダはカルガリーにて結成。ちなみに、メンバーの音楽経験は一切なしだったらしい。名前の由来は、メンバーがバンドを始める前にTシャツ販売をしてたとき、ロゴとして付けた名前からみたい("Chicks dig it"の略?あまり良い言葉ではないけど)。"FAT WRECK CHORDS"からリリースした4thアルバム『PINK RAZORS』ではMichaelの代わりにMike Mcleod(b)が加入している。(08 3/8)
Similar Artists→The Mr T Experience、Sicko |
![]() |
Born on the First of July(1998) |
---|---|
B+ | |
2ndアルバム。どことなく鼻づまりでハスキーなヴォーカルが愛くるしい、ほんわかしたポップ・パンク揃いの今作。特別曲のテンポが速いわけでもないし、演奏がべらぼうに上手いわけでも、多彩な展開力に満ち溢れているわけでもない。とまぁひどい言い様なんですが、でも不思議と繰り返し聴けてしまうのは、全曲通して25分にも満たない、実に"あっさり"した出来だからだと思います。またメロディにしても、ヴォーカルの声質にしても、このジャケットにしても、どこか彼らから感じられる"ガキ臭い"感じ。それが良い意味で聴き易くて、ほっと和ませてくれる様な気がしました。激しさや重々しさを求める人には物足りないかもしれませんが、爽やかで元気なパンクなら存分に堪能できるはず。1分に満たない曲もあったり、アップテンポから、ミドルテンポの曲まで流れも良く、本当にあっという間に聴き終ってしまいます。時折見せる拙いギターソロも微笑ましいです。
*2 3 4 6 9 10 12 13 |
![]() |
PINK RAZORS(2005) |
---|---|
A | |
4thアルバム。"FAT WRECK CHORDS"にレーベルを移して、バンド的にも再スタートとなった時の作品らしいのですが、良くも悪くも根本は変わらず、明るく、爽やかなポップ・パンクを奏でています。ヴォーカルの声が少し大人になっていたり、ギターソロも増え演奏も派手になっていたりと、さすがに多少の変化は見られますが、決して悪いほうへではなく、むしろパワーアップと言って差し支えないと思います。キャッチーな曲風はそのままに、相変わらず全曲通し(後述)で25分程度とサクサク曲が進むので、気軽に何回もまわせるのが良いですね。そのシンプルな楽曲的にも、割と広い人に受け入れられそうな作品です。シークレットトラックとして、バックに全曲をかけながら、延々と交し合うメンバーの雑談的なものが聴けます。私は部分部分で限界でしたが、英語が聴き取れる人にとっては嬉しいおまけじゃないかと。
*1 2 4 7 8 9 10 11 13 |