Green Day
幼馴染みであったビリー・ジョー・アームストロング(vo/g)、マイク・ダーント(b/cho)が中心となり始めたバンドを母体として、後に改名後トレ・クール(dr)が加入して現在に至る。 全世界を見渡してもパンクロックファンなら知らない者はいないだろう。 90年代のパンク・メロコアブームを引き起こし、今も色褪せることなく第一線で活躍し続けている。 バンドの売りは、なんといっても一回聴けば、つい口ずさんでしまうようなポップさかつ、バンドが奏でるキャッチーなメロディラインだろう。適度にスピーディーかつ激しく、アッパーな曲が大半ではあるが、時折見せるゆったりとした切ない曲の出来はこれはこれで高い。その音楽性からか、デビュー当初から時代背景なども重なって、パンクバンドじゃないと言われ続けた彼らだが、管理人から言わせてもらえば、音楽に対する姿勢、何を言われても自分たちのスタンスを崩さない彼らの姿は十分パンクバンドそのものだ。 日本でも度々ライブを行い、虜になったファンは数知れず。 知名度、実力共に、超一流のアメリカンパンクロックの至宝である。(06 7/21)
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Dookie! 画像 Dookie!(1994)
A
3枚目のフルアルバムにして、全世界で1000万枚以上売り上げたモンスターアルバム。1:Burn Outでタイトル通りの口火を切るや否や訪れるGreen Dayワールド。甘ったるすぎるようなメロディも、一転シリアスなメロディにしても、これだけポップでキャッチーに仕上げることができるのも立派な才能の一つ。実際問題、こんなに多くの人が受け入れられるアルバムを作り出したんだから素直にすごいことだと思います。そんな澄みきったメロディに青臭い歌詞を乗せて高らかに歌うビリーにスポットが当たるのはしょうがないことではあるのでしょうが、メロディを支えるどころか、作り出しているマイクのベースにしても、間々に連打を挟みこんでくるトレのドラムにしても、この3人だからこそGreen Dayが成り立っているのだということを忘れてはいけません。良きにせよ、悪しきにせよ色んな意味でシーンに一石を投じた作品。90年代パンク・ロックの鉄板でありながら名盤だと思います。
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WARNING 画像 WARNING(2000)
B
Green Dayの6作目のフルアルバム。おそらくGreen Day史上最もポップ寄りとなった今作ですが、リリースされた当初からファンの間でも議論が巻き起こるほど評判が悪く、Green Dayがデビューから言われ続けてきたエセパンクロッカーの汚名を改めて浴びせられてしまうことになりました。ただ管理人から言わせてもらうならば、彼らがパンクかパンクでないかなんていう不毛な会話はどうでもいいし、何を持ってパンクとするかなんてのは個人の自由なので何ともいえないですが、曲を聴く限り彼らの音楽に対する姿勢は十分パンクだと思います。このアルバムも確かにポップな曲が続きますが、最初から毛嫌いせずにじっくり聴いてみると3:Church on Sunday、5:Castawayなど意外と良い曲が多いです。そんな中でも一際キャッチーな11:Minorityはリズミカルなメロディが光る今作のベストトラック。
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INTERNATIONAL SUPERHITS 画像 INTERNATIONAL SUPERHITS(2001)
B
デビューして10年以上がたち、今までのアルバムから選りすぐりの21曲を収録した名曲揃いのベストアルバム。 爆発的HITを巻き起こし、Green Dayの名を広めるきっかけとなった2ndシングル曲5:BASKET CASEはもちろん収録されています。またベスト盤にもかかわらず、新譜の2曲が収録されていて、特に1:MARIAは個人的に一押しの曲。 曲数も多いので、多少の中だるみ間は否めないところですが、値段も安いのでGreen Day入門者には最適でしょう。 Green Dayの持つポップでメロディアスな名曲の数々を本作でぜひ味わってほしいです。
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AMERICAN IDIOT 画像 AMERICAN IDIOT(2004)
A
前作ではそのあまりのポップさに、巷で色々と賛否両論だったようですが、今作ではそんな外野のうるさい声を見事に掻き消したといっていいのでは。初っぱなから1:American Idiotで気分は絶頂になると、類を見ないオペラ調の起承転結を取り入れた約9分にも及ぶ曲2:Jesus of Suburbia: Jesus of Suburbia/City of the Damned/I Don't Care/Deはその完成度に驚かされるだけでなく、Green Dayの持つまだ見ぬ可能性に恐れすら抱きます。3:Holidayから4:Boulevard of Broken Dreamsへの流れには脱帽。11:Wake Me Up When September Endsでは語りかけるかのような優しいバラードで戦争の悲しみを見事に歌いきっています。社会風刺の歌詞も下品ではありますが、強いメッセージ性がものすごく伝わってきました。そのスケールの大きさといい、完成度といい、正に最高傑作といっても言い過ぎではない出来で、これからもどんな進化を見せてくれるのか期待を持たせてくれる一作。2005年度グラミー賞獲得アルバム。
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