The OFFSPRING |
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デクスター(vo/g)とグレッグ・K(b)がバンドを結成、のちにヌードル(g)とロン(dr)が加わる。3rdアルバム「SMASH」で何とインディーズにしてタイトル通り世界で1200万枚以上のスマッシュヒットを叩き出し、同じく同時期に活躍しているGreen Dayと90年代のパンクシーンを代表するバンドとなった。爆発的なサウンドに乗せられるキャッチーなんだけどどこかユニークなリズムは、世界中のパンク・ロックファンを釘づけにしている。また、その楽曲のバリエーションには定評がありコア、スカ、アラビアンなど様々な要素も取り入れ、ファンを飽きさせないものとなっている。2002年オリジナルメンバーのロンが脱退したが、ベテランの域に入りながらも衰えることなく、今なお精力的に活動を続けるその姿はさすがの一言。(06 8/4)
Similar Artists→Face To Face、Sun Eats Hours |
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IXNAY ON THE HOBRE(1997) |
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B- | |
前作"SMASH"では記録的なセールスを挙げ、飛ぶ鳥を落とす勢いで一気にシーンに躍り出た彼らが、大手メジャーレーベルコロンビアレコードに移籍後出された4枚目のフルアルバム。今作では彼らのキャッチーなポップさはその姿を潜め、全体的にテンポは落ちギターのリフ、ビートをガンガンに効かせたハードロック節全開となっています。というか、そもそもオフスプの原点はこういうバンドだったのか。次作"AMERICANA"から入った私からすれば受け入れるのに苦労してしまった。なので、最近のオフスプを期待して聴いた人には少々重く感じるかもしれないです。特にオフスプ恒例のどことなくアラビアンな曲の4:Me&My Old Ladyなんてそのせいかメタルに近いものがあります。今作の中では割とテンポの速めな2曲である3:MOTA、"YahYahYahhhh!"のフレーズが印象的な、ゲームクレイジータクシーのBGMとしても話題となった疾走感溢れる10:ALL I WANTが良いです。
*3 10 |
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AMERICANA(1998) |
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B+ | |
5作目のフルアルバム。ファン曰く最高傑作との呼び声もあるようなないような。思わず体が動きだしてしまいそうなキャッチーなメロディに、デクスターの人を煽り立てるヴォーカル、ガンガン攻めてくるギターのリフ、作為的なジャケットのエグさと、何から何まで穴がないもの凄くアグレッシブな作品。これがパンクだと言わんばかりの5:The Kids are`nt Alrightはイントロから最後までめちゃくちゃカッコ良く、思わず気合が入ってしまう一曲。そして異色作の4:Pretty Fry。言葉では説明のしようがない曲なのですが、パンクバンドでありながら中身は一辺倒ではなく、誰も思いつかないようなユニークでユーモラスな曲を作れるオフスプだけしか聴けない曲じゃないでしょうか。管理人自らサイトの存在意義を否定することにもなりかねませんが、論より証拠。とりあえず一度聴いて見てください。
*4 5 8 11 12 |