| MIDTOWN |
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| ゲイブ・サポータ（B, Vo）、ヒース・サラシーノ（G, Vo）、ロブ・ヒット（Dr）、タイラー・ラン（G, Vo）の4人からなるパンクバンド。耳に残る覚えやすいメロディと簡単にリスナーの心を掴んでしまうキャッチーなリズムを兼ね備えた上に、何とメンバー4人中3人がヴォーカルであるというだけあって、メインボーカルと2人のコーラスのハーモニーがとてもきれい。だから肩書きはパンクバンドとはいうものの、コテコテのパンクではないので割と落ち着いて聴けてしまうだろう。そこがこのバンドの一番の長所。巷では「エモ」バンドの一角と呼ばれているけど、どちらかというと「エモ」寄りのパンクロックバンドと言った方が正しいかと思う。「きれいなのにパンチが効いている」という全く噛み合わない二つの要素を可能にしてしまったバンド。(08 1/21加筆)
Similar Artists→The Ataris、Jimmy Eat World、New Found Glory |
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Living well is the best revenge(2002) |
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| B+ | |
| 2枚目のフルアルバム。MIDTOWN特有の「きれいなのにパンチが効いている」楽曲が心地よい作品。特に、1:Become What You Hate、2:Still Trying、3:Get it Together、4:Like A Movieまでの序盤の展開にはその傾向が色濃く出ているので、彼らの魅力を存分に味わうことが出来るはずです。ただ残念なのは、この序盤が最初にして最大の見せ場となってしまったところ。と言うのも、中盤に差し掛かってからは失速し、ミドルテンポな曲調ばかりのかったるいモードに陥ってしまうから。特別メロディが良いわけでもなく、とりたてて耳に残るわけでもない。それに、もともとそういう曲調のバンドならともかく、序盤の展開があるだけに余計残念に感じてしまいます。というわけでアルバム全体としてみると評価は低めに。少し厳しいかもしれないけど、もっと曲によるムラっ気を抑えていくことができれば化ける可能性はあるし、それだけのセンスを持っているバンドだと思うので。でも序盤の数曲だけでも聴く価値はある作品。 ＊1 2 3 4 6 |